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今年は大流行?
 〜 RSウイルスについて 〜




◆ RSウイルスとは?

RSウイルスとは、乳幼児の細気管支炎・肺炎の原因としてよくみられるウイルスのひとつです。年によって、その流行の時期と程度は若干異なりますが、通常は晩秋・冬・早春に流行します。

例年流行期になると、子供たちの間で急速に流行し、1歳までに50〜70%以上がががり、2歳までには大部分の子供がかかります。3歳までには全ての小児が抗体を獲得するとも言われています。

 

◆ 症状は?

潜伏期は2〜8日、通常は5日程度です。RSウイルスによる気道感染症には生涯の間に何度もかかりますが、年長児や成人における再感染は重症となることはごく稀です。

しかし、小さな子供では、まず鼻水からはじまり、38〜39度の発熱と咳が続きます。初めて感染した場合には、25〜40%の乳幼児で細気管支炎・肺炎の症状が見られ、呼吸困難などのために入院が必要になる場合もあります。合併症として中耳炎が多くみられるのも特徴です。

大部分の子供は、8〜15日で軽快します。少ないですが死亡例もあり、冬季においてはインフルエンザと並んでRSウイルスによる気道感染症も脅威です。



◆ 治療は?

治療としては、ウイルスによる感染症のため抗生剤は無効で、対処療法が中心となります。脱水症状があれば点滴を行い、呼吸の状態がひどければ酸素吸入をおこうことになります。



◆ RSウイルスを防ぐには?

RSウイルスの感染は、咳で生じた飛沫を吸い込んだり、唾液が付着したおもちゃをしゃぶることなどによって、眼・喉・鼻の粘膜にウイルスが付着して起こります。手に付着したウイルスが粘膜に感染を引き起こす場合もあるので、手を良く洗うことは予防に有効です。自分が感染しないためにも、また他人を感染させないためにも、手をよく洗うようにしましょう。

 


◆ 赤ちゃんがいる家庭は注意!!

通常、生後6ヶ月間は母乳を通じて供給される抗体が、感染症から新生児を守ります。しかしながら、RSウイルスは、その生後6ヶ月間の乳児でも感染を引き起こします。そのため、生後数週間から数ヶ月の新生児にとって、もっとも重症な症状を引き起こすウィルスとして注意が必要であり、かぜをひいている人との接触はなるべく避けるということも重要です。






H23.10.7 掲載

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